
「来年の夏はどこに行こう?」「東北三大祭りってなんだろう?」
旅行プランがなかなか決まらなくて、悩んでいる方もいるでしょう。
東北三大祭りとは、迫力と華やかさを誇る青森の「ねぶた祭り」、高さ12mを超える秋田の「竿燈まつり」、一つ一つ手作りされ個性あふれる宮城の「仙台七夕まつり」を指す呼称です。
今回は、日本の夏に欠かせない東北のお祭りを、より一層楽しむためのコツを徹底解説します。日程や花火情報などを把握し、来年の夏を楽しむ準備をしましょう!
東北三大祭りとは?日本の夏を彩る東北のお祭り一覧

東北三大祭りとは、東北地方を代表する地域の伝統を魅せる夏の風物詩で、国内外問わず毎年多くの観光客を集めます。それでは、東北三大祭りの一覧と、見どころをご紹介します。
一つ目は、青森県の「青森ねぶた祭」です。見どころはなんといっても和紙で作られた巨大なねぶたです。特徴的なリズムの太鼓や笛と、それに合わせて飛び跳ねる踊り手「ハネト」の魅力も合わさり、ダイナミックな見応えがあります。
二つ目は、秋田県の「秋田竿燈まつり」です。見どころは、高さ12mに及ぶ巨大な竿燈(かんとう)です。竿燈を肩や腰、額で支える巧妙な演技が観客を魅了します。
三つめは、宮城県の「仙台七夕まつり」です。見どころは、商店街やアーケードに吊るされる色とりどりの吹き流しです。昼と夜で違った雰囲気を楽しめる、嬉しいポイントもあります。
次からはそれぞれの祭りについて、詳しい起源や見どころ、日程をまとめています。
青森県「ねぶた祭り」とは?起源や見どころ・日程を解説

ねぶた祭とは?お祭りはいつ?どのような伝統?など、初めての行事にはたくさんの疑問があるのではないでしょうか?今回は、そのような疑問を解消します。
「ねぶた祭り」の起源・見どころ
「ねぶた祭り」とは、古くは七夕(灯篭流し)や眠気を追い払う風習と結びつく行事が原型とされています。地元住民・ねぶた師・ハネト(踊り手)など多くの人々が関わり、地域文化・アイデンティティと結びついた祭りです。
ねぶた師が一年かけて制作したねぶたが、毎年市街地の所定ルート約3kmを約2時間かけて練り歩きます。ねぶたの大きさは最大で幅9m・奥行7m・高さ5mに及びます。
和太鼓・笛・ハネトと「ラッセーラ」という掛け声の一体感が魅力的です。
「ねぶた祭り」の開催場所・開催日程
「ねぶた祭りは毎年8月2日~7日の6日間、前夜祭含め7日間行われます。会場は、青森駅を中心とした市街地です。最終日の花火大会と海上運行は「青い海公園」周辺です。
ねぶた祭りのスケジュールはこちらです。
8月1日 前夜祭 17:00~21:00(青い海の公園特設ステージ)
8月2.3日 子供ねぶた・大型ねぶた運行 19:00~
8月4.5日 大型ねぶた運行 18:45~
8月6日 同乗 (受賞したねぶた等をご覧いただけます。)
8月7日 大型ねぶた運行 13:00~
受賞ねぶた4台海上運行 19:15~21:00(花火+ねぶた海上運行)
2~6日の大型運行では、各日「ねぶた対象」など各賞を競う審査が行われ、6日には受賞発表があります。
「ねぶた祭り」会場へのアクセス方法
ねぶた祭りへの乗り物別アクセス方法を紹介します。
車で行く場合、青森自動車道・青森中央ICから車で約15分です。駐車場は、市が設ける臨時駐車場がありますが、満車になることが多いため早めに到着しておくのが無難でしょう。
夜の花火大会開催時は、会場周辺の道路が通行止めになることもあります。公式サイトで随時確認することをおすすめします。
公共交通機関で行く場合、JR青森駅から徒歩約10分で会場に到着できます。
秋田県「竿燈祭り」とは?起源や見どころ・日程を解説

次は、竿燈祭りについて詳しくご紹介します。竿燈祭とは?お祭りはいつ?どのような伝統?今回は、そのような疑問を解消します。
「竿燈まつり」の起源・見どころ
「竿燈祭り」とは、真夏の病気や邪気を祓い、五穀豊穣を願う風習「ねぶり流し」が起源とされています。竿燈全体を稲穂に、吊るされた提灯を米俵に見立て、豊作物の恵み・豊穣を願うお祭りです。竿燈は長さ約5m~12m、重さ最大50kgに及ぶ竿燈を演技者である差し手が、手のひらや額、肩、腰などで支えてバランスをとる演技を披露します。
また、昼竿燈の妙技大会は演技が夜に比べて見やすく、夜とは違った雰囲気を味わえます。夜の本番は、各町内が参加し、一斉に竿燈が空にあがる瞬間が圧巻です。また、屋台や体験コーナーも充実しています。
「竿燈祭り」の開催場所・開催日程
「竿燈祭り」は毎年8月3日~6日の4日間行われます。会場は、昼の「妙技大会」は、「エリアなかいち にぎわい広場」、夜の演技は「秋田駅から竿燈大通りまで」です。
昼竿燈と夜竿燈それぞれのスケジュールをまとめました。
昼竿燈(にぎわい広場)
8月4.5日 9:00~15:00 予選
8月6日 9:20~15:00 決勝
夜竿燈(竿燈大通り)
8月3~6日 19:15~20:50
夜竿燈では竿燈と写真を撮ったり、ふれあえる時間があったりと、昼竿燈とは違った楽しさがあります。
「竿燈祭り」会場へのアクセス方法
竿燈祭りへの乗り物別アクセス方法を紹介します。
車で行く場合、秋田自動車道・秋田中央ICから車で約15分です。
祭り期間中には、下記臨時駐車場が開設されます。
・秋田県庁・市役所駐車場 (会場まで徒歩約15分)
・秋田市民市場周辺 (有料シャトルバス有)
・秋田大学手形キャンパス (有料シャトルバス有)
・秋田駅東口周辺コインパーキング (会場まで徒歩約15分)
公共交通機関で行く場合、JR秋田駅西口から徒歩約15分で会場に着きます。
宮城県「仙台七夕まつり」とは?起源や見どころ・日程を解説

宮城県仙台市で毎年夏に開催される「仙台七夕まつり」は、日本三大七夕祭りのひとつとして全国的に知られる大規模な行事です。色鮮やかな吹き流しや七夕飾りで街全体が華やぎ、期間中は観光客で大きな賑わいを見せます。歴史ある伝統行事でありながら、花火や屋台、イベントなど、老若男女問わず楽しめるのが魅力です。
ここでは、仙台七夕まつりの起源や見どころ、開催日程やアクセス情報を詳しく解説します。
「仙台七夕まつり」の起源・見どころ
「仙台七夕まつり」とは、文化振興を図る江戸時代から続く行事として根付いている仙台の文化です。
豪華な「吹き流し」や「くす玉」、「七つ飾り(短冊・紙衣・折り鶴など)」が商店街に飾られ、飾りつけの多くがお祭りの直前である当日の朝に行われます。豪華さを競う審査も実施されることがあり、受賞作品を見る楽しさもあります。
来客は全国から約200万人以上とされ、こちらも非常に人気です。屋台もあり、特に仙台牛タンを片手に飲むレモンサワーは絶品です。
「仙台七夕まつり」の開催場所・開催日程
「仙台七夕まつり」は毎年8月6日~8日の3日間、前夜祭を含め4日間行われます。会場は、仙台市中心部および各商店街です。
七夕祭りの開催場所や日程は下記の通りです。
前夜祭(花火大会)
8月5日 19:15~20:30 (西公園付近)
商店街飾り
8月6日~8日 10:00~21:00
特設会場(おまつり広場)
8月5日~8日 10:00~21:00
花火・屋台・ライトアップ・ステージやイベントがあり、お祭り感満載です。
「仙台七夕まつり」会場へのアクセス方法
仙台七夕まつりへの乗り物別アクセス方法を紹介します。
車で行く場合、東北自動車道・宮城ICから車で約15分です。なお、中心部は規制・混雑が激しいため、公共交通機関の利用をおすすめします。
公共交通機関で行く場合、JR仙台駅から徒歩約10分で商店街に着きます。
まとめ
次の夏はどこに行こうか候補はできましたか?東北三大祭りはどれも特徴的な文化や飾り物があり五感を刺激されますし、感動のあまりしばらくの間余韻が残ります。
東北三大祭りツアーに参加するのも効率的でよさそうですね♪ちなみに私は、青春18切符を使って東北まで長旅・三大祭り制覇しました!
ぜひ旅行のスタイルや目的に合わせて、ご自身にあったプランを立て、次の夏を楽しみましょう。
